お気に入りの賞味期限は短いよ!いますぐ楽しもう!
いちばんのお気に入りを使うことができなかった時期がありました。
でもそれって実は楽しみを自分で削っていることだと気づきました。
子供のころのくせ
いちばんのお気に入りというものは使えない子供でした。
本当に気に入ったものは、大事にとっておくのです。
使うのはそれより少し好き度が下がるものばかり。
子供の頃のことですから、文房具やビーズなど、使ってしまえばなくなりそうな物がおもではありました。
それに頻繁に自分で買ったり、買ってもらえたりするわけでもなかったですし・・・。ただただ「惜しい」と思っていたのです。
今でもなんとなく納得はできます。
大きくなってからも治らない
しかしこれが大人になっても、全く同じ状態で続いていました。
一時期、友人の影響でビーズアクセサリーの簡単な物を作っていたのです。
その時、お気に入りのビーズを使えずにいつまでもとって置いているのです。
いちばんうまくできたアクセサリーも使わずに置いているだけ。
その代わり、私の中では好き度が少し低いものを普段使いとして使っていました。
文房具なんかも同じでした。
可愛いからと取っておいて、少し飽きた頃ににいざ使おうとします。
しかし、かわいいものが実はそんなに使いやすくないとか、実は使いにくい上にもうそんなに気に入ってないということで、簡単に捨ててしまっていたりしました。
ほとんど使っていないのに・・・・。
洋服でも同じ。いちばん気に入ったものにはめったに袖を通しません。
そして数年が過ぎると好みが変わり、割と綺麗な状態の「元」お気に入りの服が残ってしまいます。
そしてそれが捨てられない!
元々はとても気に入っていたんだからと無理矢理着たりしていたのですが、サイズが変わり、好みが変わると、手持ちの服とも合わなくなっていくんです。
書いてみるともったいないことばかりしています。しかし当人には気がつきません。
変わるきっかけは断捨離を知ったこと
断捨離という言葉を知ってから、今使っていないものを手放そうと試み始めます。
すると使わないモノの中に、新品やとても綺麗な状態のものがたくさんあったのです。 そうです。もったいなくて使えなかったうえ、綺麗だからもったいなくて捨てられないのです。
しかも使いたい時期はもう過ぎてしまっています。
結果、たくさん捨てました。
いちばんいい時に使おう
自分のいちばん好きなものを、いちばんいい時に使う。
これは実は物のためでもあり、自分のためでもあるのです。
自分にいちばん好きなものを使うことを許す。
これは自分を大切にするということにもつながります。
なぜかいちばん好きなものを使えなかったとき、わたしは常に自信がありませんでした。
今だって自信満々なわけではないのですが、好きなものを自信を持って好きと言える状態というのは意識してキープしておきたいと思います。
わたしは自信満々に主張できないタイプなので、相手の反応を見てちょっとひっこめたりしちゃうこともあります。
なので、わたしにとってのいい状態とは、心の中でははっきり「これが好きなんだ」って言える状態です。
今も時々気に入った服を 大事にしすぎて来ないということがたまに起こりそうになります。
着たら汚れるかもしれないけれど、今年着ないとサイズは変わるかもしれない。好みが変わるかもしれない。
その時に潔く手放すことができるのは、やはり思う存分使った方だと思うのです。
おしまい